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このコンテンツは弊社角田が全国の事務所の現場取材や各先生方からの情報を、会計事務所の生産性向上を図る具体策として、又顧問先企業への生産性向上支援策として活用できる情報としてまとめ提供するコンテンツです。

〜ユビキタス社会への警告〜


ユビキタス社会って?

皆様は"ユビキタス社会"という言葉をご存知でしょうか?
 ユビキタス社会とは『PC、携帯電話、自動車、ICタグのついた商品など、あらゆるものがコンピュータネットワークでつながっており、どこにいても情報のやりとりができる社会を言います。この語源は(どこにでも存在する)と言う意味のラテン語』を言うそうです。
 マスコミ情報でも、我が国総務省が2010年にユビキタス社会を実現するための指針を策定するとありました。

 確かに最近我々の周りを見ても、電子申告(閲覧)、電子帳簿、建設CALSなどなど確実に実現に向けて歩んでいます。
 私が幼少の頃にSFテレビや映画に出ていたような『相手の顔を見ながら電話ができる』『外出先にいてもバスルームや部屋の電灯がつけられる』『ガソリン以外の燃料で車が稼動する』などは普通に実行できる社会となっており、おそらくこの先加速度的にユビキタス社会の到来があるのでしょう。

ユビキタス社会の課題

 しかし、今回総務省がユビキタス社会の実現に向けた指針作りの中で、個人のプライバシー保護の規定作りを盛り込むことは非常に重要なことです。
 特に最近は大手情報系企業の個人データ漏洩や会計ソフト開発会社のデータなど、高度個人情報に関するトラブルが日々発生しています。
 特に大手情報系企業の場合には、新聞報道などによると、クレジットカード情報などのデータは登録されておらず選挙運動等に関連した漏洩の可能性もあるとのことで、いつ私たちが被害者又は加害者になってしまうかわからない状況です。

 弊社では昨年より会計事務所の情報セキュリティに関しての具体的対応策を市場に進めていますが、まだまだ反応はよくありません。
 おそらく多くの方がユビキタス社会実現の際のリスクは?と聞かれたら"高度個人情報セキュリティと応えるのでしょうが、まだ実感としてはないようです。

温故知新

 特に我が国ではこの傾向は顕著で、国家レベルでも我が国の情報管理の脆さ、対応の遅さが指摘されています。
 現状をよくよく考えてみるとかつて同じような体験を多くの方がしていると思います。
 それは1960〜70年代にかけての我が国の高度経済成長期です。
 この時期ではとにかくモノを作れば売れ、後先考えずに企業は利益獲得に邁進してきました。
 結果として私たちはどのようなリスクを後世に伝えたかというと、地球環境の破壊であり、創造性の欠如であり、ルール遵守に対する軽薄さです。
 今、私たちはあの時代に残してしまった脅威を必死で挽回しようと、多額のコストを投じて実践しています。それが"エコ"であったり、"ISO9000sやISO14000s"であったり、"健康"であったりします。
 もしもあの時に(本来"もしも"は使用するのは良くないのですが)、企業利益の追求をしながらこれらの諸問題に対して対応できる又は対応しようとする意見が多かったら‥。
今の損失はもっともっと有効な形で機能していたのではないでしょうか?
 何しろ地球活動が何万年、何十万年以上という長い年月で形成したものを我々は一瞬にして破壊してしまったのですから、私たちの損失はさらに続くでしょう。

課題の改善

 今重要なのは企業単位でこれらの社会に対応するべき対応策を検討、実施することです。
 会計事務所が扱っている個人、法人の情報はマーケティング上最も重要な価値があり、狙われやすいものです。
 特に会計事務所には納税額だけでなく、その根拠となる様々なデータがあります。
 例えば納税額がわかれば納税額の程度に分けた営業展開をしやすくなるでしょうし、データ明細をみればどの金融機関からいくらの借入れがあるか?どんな車に乗っていていつ償却が終わるのか?主に接待で使用している特定の飲食店はどこか?など、詳細な情報が全てわかってしまいます。
 だからこそ、これらのリスクを後世に残さないためにも、情報セキュリティリスク対応に取り組む意義があるのです。
 弊社では今後も会計業界に対してこの問題提起を続け、そして皆様と一緒に解決していこうと思います。

posted by イプシロン |2004年03月01日|at 08:25 | つのわ〜るど
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