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このコンテンツは弊社角田が全国の事務所の現場取材や各先生方からの情報を、会計事務所の生産性向上を図る具体策として、又顧問先企業への生産性向上支援策として活用できる情報としてまとめ提供するコンテンツです。

税理士法人制度への対応 -1-


〜ガス室からの脱出〜

今から10年以上前に、黒木貞彦税理士(広島市)が事務所経営についての講演会の中で次のようなお話をされていたことを強烈に記憶しております。
『変化というものは自身で気づかないでいるうちに自身を覆い尽くしている。変化に気づいた時には手遅れになっている。ちょうどガス事故のように。変化は目に見えず、匂いも無く、足音もなく忍び寄ってくるものだ。』(大略)
今まさに税理士事務所業界にも大きな変化が生じようとしています。
税理士法の改正です。この中でも事務所経営に大きな衝撃と変化を与えるもの、言い換えると今回改正の目玉でもあるのが税理士法人化の問題です。

 今春に吉永茂公認会計士、中野幸一税理士、江口清一税理士、秋田文行税理士、小原靖夫税理士がパネラ−となって、今回の税理士法人化について経営者からの視点での討議がありました。
  各パネラ−先生方の意見については次回以降に私の視点も加えて今回の対応、活用について述べていきたいと思いますが、この章で申し上げたいことは業界全体が『ガス室』にどっぷり浸かっているかのような感じを受けたことについて述べたいと思います(中止の理由については様々な角度から検討しましたが特に下記に述べる点について提言したいと思います)。
"法的に守られた業界"は『参入』を困難にする代わりに『時代への対応』を後回しにするという大きな代償を払っているように感じます。言い換えれば『守り易く』『撃って出るのは困難』にするということでしょうか。従来からまさに『ガス室』の典型的な業界と感じてきました。それも大都市圏であればあるほど。

 今回の企画ではノウハウを提供するといったたぐいのものではなく、フリ−に情報発信を行い、フリ−に情報受信をしていただこうという内容でした。ここではうまく集客ができずにパネラ−の先生方にご迷惑をお掛けしたのでそのグチを言いたいのではなくて、まさに業界全体が完全に『ガスで充満される直前の部屋』となっていることに警告をしたいのです。

"競争"が前提の業界では変化は大きなピンチでもありますが、それ以上に大きなチャンスであることは言うまでもありません。この変化についての対応、影響、是正策を競合他社よりも早期に検討して、どのように立ち向かうかを意思決定していくことが"経営戦略"だと考えられます。おそらく税理士業界にはほんの一部の方々を除いて"経営戦略"は存在しないのではないか?と考えさせられました。
 大都市圏では情報が早く、安く、正確に収集できると思いますが、それらの情報をどのように分析して、どのように活用して、自社の経営戦略にどのようにマッチさせるかという一番重要な件については希薄になっているかのような感があります。
 私は税理士法人化に対応する、しないということは、それぞれの事務所経営戦略において意思決定すればよい事だと思いますが、今まさに起ろうとしている『変化』の情報収集にはだれよりも貪欲にスピ−ディ−になる必要があるのではないか?と感じております。
 税理士業界発展のためには、早期に『ガスで充満される直前の部屋』から1人でも多くの方に脱出していただき"真の経営戦略"を策定して頂きと願います。
posted by イプシロン |2002年02月28日|at 11:45 | つのわ〜るど
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