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会計事務所が取り組むISO認証の実際 NO.3


〜制度改善が望まれるISO認証のしくみ〜

 昨年末にISO9000Sのいわゆる2000年バ−ジョンがリリ−スされました。
今回の改正では特に次の事項が強化されています。『経営者の責任』『顧客満足度の把握と向上』『システムの継続的な改善』です。

 ISO9000Sを単に自社の看板として取得したり、(特に建設業のように)入札条件のクリアのためだけに取得するようなケ−スは別として、本質的目的である"マネジメントツ−ル"としての活用を目指している若しくは実践している場合には、まさにより強力なツ−ルとして機能できるようになりました。すなわち『責任』『市場の声』『継続性』がISO9000Sの導入、運用を通じて経営の場で実践されることが要求されていますので、まさにマネジメントツ−ルとしての威力を発揮することでしょう。

 しかしながら、短期に認証取得を行い、現場レベルでの運用定着となると、当然要求される事項が増えたり(現実的に94年バ−ジョンで要求されていたものはレベルの差こそあれ、2000年バ−ジョンにはすべて含まれていますが、なくなったものは全くありません)、技術的に困難なものもあります(例えば顧客満足度/不満足度の把握など)。従ってこれからISO9000Sの認証を目指そうという方は、その本質をきちんと理解して取組む必要性が高くなったとも言えるでしょう。

 ISO9000S認証のメリットの1つとして外部からの強制的且つ継続的チェックがなされるという点があります。ISOの仕組をマネジメントツ−ルとして捉え、仕事のやり方の標準を実現して顧客(市場)ニ−ズに的確に捉えていこうという行為自体は別に認証がなくても重要な事柄であるし、自社で実現しようと思えばいつでもチャレンジできることです。

 しかしながら多くの事務所でそうであったように、自社で策定したル−ルは自然と崩壊され、最終的には元にもどってしまうというような経験をされたことがありませんか?
 多くの場合になぜこのような現象になるかというと、そのほとんどが経営者若しくは管理者からル−ルを無視又は勝手に変更してしまうというようなことに起因しているようです。長年やりなれたル−ルを変えてしまったり、ル−ル自体を破って正当性を持たせるためにとってつけたような言い訳をするということが多いようです。

 そこで第三者の強制的且つ継続的監査が有効になり、自社のル−ルを永続的に遵守できるという仕組になっているのです。

 しかしながら最近ISO9000Sの審査に立ち会ったり、現場での声を聞いてみると様々な問題点や改善点を感じます。有効なマネジメントツ−ルとして機能させていくためには、ISO9000Sの認証制度自体の見直しが必要なのではないでしょうか?

会計事務所が取組むISO認証の実際の締めくくりとして、制度の改善点を示し、ISO認証がより有効なマネジメントツ−ルとして普及できるように且つ永続的に発展していくことを願います。

改善点1
認証機関自体がISO9000の認証を受ける必要がある
⇒ 逆にISO9000の認証を受けていない企業又は団体は認定機関より認証機関としての認定を受けられないようにすべきである

改善点2
3年に1回の更新監査は必ず別の認証機関で認証されるべきである
⇒ 認証機関は顧客に認証を与えないと自身の顧客にならないという不思議な仕組である。

 一般的に考えれば認証を与えなければ顧客が増加しないわけで、いきおい甘い認証を与える傾向が出てくると思う。そこで更新監査時に認証機関を変更するような仕組にすれば甘い認証は3年後には取り消しとなるわけで、より第三者のチェック機能が有効となるのではないだろうか?

改善点3
審査員への要求
⇒ 改善点2と合わせて審査員に対するポイント制を導入して、より規格に厳格な審査が実現できるようにするとともに審査員自体のスキルアップが図れるような制度を導入してはどうでしょうか?
posted by イプシロン |2002年02月27日|at 11:45 | つのわ〜るど
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