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このコンテンツは弊社角田が全国の事務所の現場取材や各先生方からの情報を、会計事務所の生産性向上を図る具体策として、又顧問先企業への生産性向上支援策として活用できる情報としてまとめ提供するコンテンツです。

〜業務効率化、生産性向上に不可欠なマネジメント手法!〜


『プロセスアプローチ』の採用が事務所を変える!

 大震災以降、我が国での全てのモノやサービスに至る全ての価値観に大きな変化が出ています。震災で被災された方、亡くなられた方には申し訳ありませんが、本来このような天災を経験しなくとも、我が国では価値観転換の時期だったのだと感じました。
 過去の全ての成功、正しいもの、正しい考え、正しい過程‥。この辺りで少し速度を緩めてこれから先の10年、50年、100年を生き残る方法を検討する良い機会だとつくづく感じます。

 と言いながらも、日々日本全国の士業事務所様の現場支援を行っていますが、こちらは30年前からほとんど変わっていません。変わる必要性や必然性はわかる‥みたいですが、変われません。もっと大きく強い外部からの圧力がないと変われないのでしょうか??

 などと悩んでいた3月から5月に掛けて、毎年恒例になったMAP経営鰍ウんとの共同企画〜士業事務所の再構築 ネクスト研修〜の資料を作成しておりました。
研修資料の中での重要項目の1つとして、士業事務所の価値変革において、『売価』主義から『限界利益』主義への転換を検討する章があります。
全て右肩上がりの昭和時代では、顧問料も、顧問先数も、給与(昇給)も、スタッフの人員も全て右肩上がりでした。従って、『利益管理』などよりも『売価管理』で十分だったのです。また、現場での行動管理も本人任せ。何かトラブルがあっても、別のお客様を探せば問題なし!という時代だったのです。
しかし時は平成も20年を過ぎて多くの事務所では全て右肩下がりの時代。顧問料も、顧問先数も、給与も、人員も右肩下がりの傾向。当然全てを見直さなければ経営の向上どころか維持もできません。その改善策を色々と検討しているうちに、今から十数年前に勉強したISO9001のことを思い出しました。

 ご存じのようにISO9001は品質マネジメントシステムと呼ばれるもので、組織として商品やサービスの生産性と品質向上を目的としたマネジメントシステムです。このシステムは時代マッチするように定期的に見直しを行っていますが、ちょうどISO9001:1994からISO9001:2000にバージョンアップされた際に導入された手法として『プロセスアプローチ』というものがあります。
実はISOを認証している企業でもあまり正しくは認識されておらず、有効に活用できていないのが現状のようです。
久しぶりにISOの規格本を取り出してよくよく検討してみると、まさに時代の変化、価値転換とともにやらなければならないことが記載されていました。

どのようなことかと言うと‥

簡単に言えば次の通りです。1つの物事(営業企画、商品企画、サービス提供など)を成すには、1つ1つの過程(プロセス)の連続で成り立っている。時代変化とともに市場や顧客要求が変化する中で、連続する過程(プロセス)の役割が変化して、物事の効果性を最大限に発揮する為にはプロセス自体の見直しをすることによって、お客様の満足、生産性の向上を継続的に実現して行ける というものです。
当たり前と言えば当たり前ですが、現実的に日々士業事務所の現場改善を見ていると、プロセスの評価、分析、見直しなどほとんどされていません。
それよりももっと直接的な結果=例えば、新規顧問先が何件増えたのか? 残業はどの程度減ったのか? ホームページから何件の問い合わせがあったのか? 今期いくらの営業利益が見込めるのか? などが求められています。
結果の前には全てのプロセスがあって、そのプロセスが有効に機能していない場合に期待値と大きく離れた結果を生じることになります。

 そこで経営改善、業務改善の基本はプロセスアプローチだ!ということで、今期は再度プロセス評価、分析、改善を徹底しようと思います。
そろばんから電卓へ、電卓からパソコンへ、パソコンから情報端末へ、と言うようにツールも日夜変化しています。当然市場の要求、顧客の期待も大きく変わるわけで、1つ1つのプロセスを丁寧に見直していくことが、組織を5年、10年、20年と継続できる基礎になると感じます。そのためには、1人1人が『守り』の意識ではだめで、『変化への挑戦』の意識を持つ必要があります。多くの場合、人間は『変化』することが嫌いです。しかし変化、挑戦しなければ継続できないのです。
 前述の通り、東北や北関東の皆さんは自身の意志に関わらず大きな変化を強いることになってしまいました。プラスに考えれば、日本中で変化や挑戦しなければならなかったことを先取りしたとも考えられます。

 具体的なプロセスアプローチの例として、士業事務所様の『顧問先別原価管理(限界利益管理)』に挑戦してみてはどうでしょうか?
従来の価値観では、10万円の顧問料(売価)が良くて、1万円は悪いというイメージでした。しかし10万円の売価に対して利益が3千円と1万円に対して4千円では、当然後者の方が良いと言うことになります。皆さんが分かっていることでしたが、従来はそのような管理をする必要もなかったし、管理しなくとも十分経営が成り立っていたのです。
しかし今は違います。この管理をしなければ永久に『どんぶり会計』となって、お客様には原価管理の必要性を訴えて、自社ではどんぶり経営を継続すると言う、本末転倒のお話になってしまいます。
 但し、現場への導入の仕方はよくよく検討しないと、現場負担を増して、逆に生産性低下を招くことにもなりかねません。そのためにもプロセスアプローチの考え方を応用して、プロセス並びにプロセス間の Plan⇒Do⇒Check⇒Action を実践して行く必要があります。
 1人1人がどのようにしたら利益を出せるのか?お客様の期待や要求に期待できるのか?を考え実行する上でプロセスアプローチは有効です。

真の改善とは、何も新しい方法やツールを導入するだけではなく、過去からやってきて価値のなくなった、意味のなくなったプロセスを止めることや捨てることも含んでいます。皆さんの現場でも恐らく沢山あるでしょう!そのようなプロセスが!

 今夏の節電に向けて、又日本全体の電力行政に関しても、プロセスアプローチの考えで行けば当然の話であり、電力を作り出す人・電力を届ける人・管理する人の機能を分けることは生産性の面でも効率の面でも有効なのでしょう。また、エネルギーの獲得の手法自体もよりエコなものへと価値転換していくことも自然の流れです。地方自治も原子力に伴なう補助金や助成金目当てで成り立つことよりも、質素でも継続できる行政が必要なのでしょう。

 皆様の現場においても、既に市場や顧客が要求していない成果物や提供方法に見切りをつけて、真のサービス提供を行うためにも、プロセスアプローチを実践しましょう!
 ISO9001の規格本をお持ちの方は、『序文 0.2』を再度じっくり読んでみて下さい。
お持ちでない方は‥。さらに詳しく導入方法や改善方法をお伝えする研修をMAP経営(株)さんと日本全国において共同企画していますので是非ともご参加下さい。

詳細はこちらからご覧になれます⇒ http://www.etcg.biz/semi/mapka.html

*イプシロンでは業務標準化、サービス企画開発、情報セキュリティ管理対応策、WEBブランディングなどのコンサルティングを実施しています。詳細は各コンサルティングメニューをご覧下さい*

イプシロンコンサルティング 代表取締役 角田 達也

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日向の国 一宮
つの(都農)神社に行ってきました!
posted by イプシロン |2011年05月29日|at 08:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | つのわ〜るど
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